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日常的に身に着けているランジェリー。 でもランジェリーの歴史ってあまり知られていないのでは?
胸を大きく見せる工夫があったり、胸を隠す時代あったり・・・女性のファッションは、その時代によって大きく左右されています。 今では考えられないことですよね。
そしていつの時代でもウエストのクビレを作るために、あらゆる工夫がされています。
なんだか昔の方が、女性の身体を美しく見せるために努力していたような気がします。
私も・・・少し見習わなければなりません。


「最も古い下着」は、古代エジプトの王が着ていたカラシリスという半透明な腰衣といわれています。
古代エジプトの身分の高い女性たちが身に着けていた細身の透ける服は、乳房の下で自然に止めるようなものです。
学生時代に「王家の紋章」読んでました。f^^;
ちなみにまだ続いているそうです。 細川先生頑張ってください。
    
「ブラジャーの原型」 となるものは、古代ギリシャ文明に出現したって、ご存知でしたか?
アポデスという赤い色をした細布を、乳房の下に巻いていたのだそうです。 後にこの紐は平織りの幅の広い帯となり、胸をすっぽりと覆い乳房を持ち上げて支えるようになったんです。
古代ギリシャでは、胸を強調するなどもってのほかで、歩いても揺れるのを見られないようにしていたそうです。 ローマ帝国の初期には、ローマ女性もファスキアと呼ばれる胸を覆う帯をつけていたそうですが、その目的は乳房の成長を抑えることにあったんですって。
現在とは、随分違いますね〜 今はバストアップのための健康食品が売られてるのに・・・
12〜13世紀には、身体の線をはっきり見せる衣服の流行とともに、衣類は身体に合わせて裁断され、前や後、ときには脇を紐で結ぶようになりました。
紐のついたチュニック(腰または膝丈筒型の婦人用衣服)のコットと呼ばれるものや、背中や脇を紐で結び鎧のように上半身に密着し、プリーツのあるスカートに縫い付けられたブリオーという胴衣などが用いられたそうです。
15世紀以降は、衣類は糊付けされ固くなっていきました。中世のコットやシェルコ(ローブの上に着る胴衣で紐結びのもの)を肌着の上に着用し、背中を紐で締めるようになったのです。
固い部分というのは、仕上げ加工された裏地で、全体にキルティングが施され、何本かの真鍮線で補強してありました。
これをコルセットの先祖とする説もあります。
16世紀後半には、コール・ピケと呼ばれる胴衣が登場しました。それは、お腹を引っ込めウエストを絞ってあるため、上半身は円錐状の外観です。この胴衣には、布地に布地に縫い付けられたケースに張り骨が通され、この固い薄板は重さが1キロにもなることがあったそうです。



18世紀には、中央に薄板の張り骨を入れる代わりに、複数の鯨ひげが使われるようになります。 コール・パレーネと呼ばれる鯨ひげを入れた胴衣は、胸を隠そうとせず下から胸を締め付けて上にせり出させていました。
しかし豊かでない女性は働かなければならないので、農家の女性は下着をつけずスカ
ートとシャツを着てシャツの上にコルスレという胴衣をつけていたんですって。
コルスレは前で紐を結んだのですが、貴族の胴衣は後で結ぶようになっていたので小間使いの手助けが必要だったんです。


1750年以降には、医学上の見地からコルセットに対する反対運動が起こりました。 とりわけコール・バレーネはそれが貴族のシンボルだったために追放されたのです。
衣類はよりシンプルで実用的なものとなり、この時代の女性達をとりこにしたのは小間使い風のモードで、シャツの上にワイヤーなしの小さいコルセットをつけ、ペチコートを履いただけのシンプルな服装です。
1810年には、17世紀の有名なサロンの女主人の名をとったニノン風のコルセットとともに、鯨ひげの芯が復活しました。
このコルセットは、ウエストまでの長さしかなく、腰の周りに詰め物をして、豊満な体型を作ることができるようなものだそうです。
1909年以降、ポール・ポワレなどの革新的なデザイナー達が、コルセットを追放し、より自然なラインを復活させたのです。
女性たちが、ボディーを細く見せる流れるように軽いジュミーズをつけ始めるようになったのも、この頃です。
1913年にカレス・クロスビーという若いニューヨーカーの女性が、ワイヤー入りのコルセットに反発し、フランス人メイドの手を借りて、左右の胸をきちんと分けたブラシェールを作り、シンプルで軽く身体にぴったり合った下着という現代的なブラジャーのコンセプトを作り上げました。
第一次世界大戦中の数年間にコルセットはますます短くなり、やがてガートルに取って代わられ、コルセットが徐々に消滅するにつれ、ブラジャーはガードルに欠かすことのできないパートナーになっていったのです。



  参考文献…原書房 『ドレスの下の歴史
        ベアトリス・フォンタネル 著 吉田晴美 訳

詳しくお知りになりたい方は、是非お買い求めになってください。
不貞の貴婦人から流行したコルセットがあることなど、大変楽しく
読める1冊です。